【リードパートナー紹介】株式会社バリューブックス様
2020年12月14日
「寄付が人々の幸せをつくる社会」を目指す寄付月間。
その活動を資金面で支え、寄付文化の醸成を「リード」する存在が「リードパートナー」です。
世の中にはソーシャル・グッドな活動がゴマンとあるのに、わざわざ寄付月間にご協賛くださるのは、一体どうしてなんでしょう…?
そんな疑問を紐解くために、リードパートナーの皆様にお話を伺ってみました!
リードパートナーの皆様が「寄付月間」を通して『欲しい未来』、ぜひ知ってください!!
1社目は、2016年からリードパートナーを継続してくださっている、株式会社バリューブックスさんです。
バリューブックスについて
バリューブックスは、長野県上田市に本拠地を置く、インターネットを活用した本の売買を中心に行っている会社。「日本および世界中の人が本を自由に読み、学び、楽しむ環境を整える」をミッションに、本の買取サービス事業として会員制のバリューブックスと非会員制のvaboo(バブー)、本を使った寄付の事業としてcharibon(チャリボン)を行っています。その他、本を積んで日本中に本を届けるブックバス、小中学校などに本を寄贈して本を手に取れる環境を調えるブックギフトや地元で実店舗「本屋未満/valuebooks lab」を運営したり、本を軸に様々な活動をしています。
社会的課題解決をめざす団体への応援として本を手放す、という選択肢
「charibon(チャリボン)」は、バリューブックスの本業である本の買取機能を活用し、寄付者から読み終わった書籍、DVDなどを集めて換金し、さまざまな分野で社会的な課題解決をめざす団体(NPO・学校・自治体)に寄付するという仕組みです。2010年にkifubonという名前で始めました。charibonと寄付月間のコンセプトがピッタリで、また認知度アップも期待して2016年からリードパートナーになっています。
NPOなど現場の最前線で頑張っている人たちを私たちバリューブックスなりの方法で応援することで、本を手放す際の選択肢の1つとして、考えていただけたらいいなと考えています。
本年は寄付月間の公式認定企画として、査定額を10%UPする「寄付金上のせ」キャンペーンも行っています。本を手放した際、チャリボンだとお金は自分に返ってきませんが、その代わりに背後にある社会課題や状況に関心を持ってもらい、寄付先の団体のファンになってもらえることに繋がっていくと、私たちとしてはとても嬉しいですね。
2010年に立ち上げてからの実績、本を送ってくれた延べ人数と金額を全て記録し、サイトに掲載しています。延べ人数は23万人、金額は5億6千万円になりました。一回の寄付金額が大きい活動ではありませんが、多くの人に関わっていただくことによって、ふとした瞬間振り返るとその大きさにとても勇気を貰います。
同時に、だからこそ続ける必要があると痛感するんですよね。
ただ、続けるためには、もっといろんなことを考えなければならないことがわかってきました。そのため、現在は次のステップに向けて、今参加いただいているパートナーの皆さんと一緒に、サスティナブルな仕組みづくりに取り組んでいるところです。
12月は寄付月間、12月に最初の一歩
ナチュラルコスメブランドLUSH(ラッシュ)、認定NPO法人難民支援協会とコラボレーションした企画を昨年2019年から実施させていただいております。
LUSHの店舗で古本の回収を行い、charibonを通じて、集まった本の買取額を難民支援協会に寄付するという取り組みです。こちらも寄付月間の時期に実施されます。
(一部店舗を除き12/10日まで)
寄付するのも、モノを買うのも、モノを売るのも全て一緒で、そのやり取りの背後にあるものをイメージしながら日々の行動を過ごしてみる。そうすると面白いのではないかという提案をしたいです。12月に最初の一歩、寄付月間がそんなきっかけになると良いですね。
(お話してくださった方…西山卓郎さん、廣瀬聡さん)